2016年3月20日日曜日

vol.1238 杉本美術館「静物」展 杉本健吉と志賀直哉

 ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 今日は知多郡美浜町へ行き、杉本美術館で開催中の「静物」展を見てきました。
 下の写真が杉本美術館です。
 

 今回、展示されていた静物画では、桃を題材にした絵の色使いと人面壺の描かれた絵が印象に残りました。また、展示されていた木彫りの作品には、題して「木端成仏」とあり、そのネーミングに感心しました。
 実を言うと、「静物」展のポスターとチラシには、「杉本君の絵のうまさは分り易いうまさだ。志賀直哉」と記されており、その言葉が動機となって、杉本美術館へ足を運びました。
 上に引いた言葉の出典は、杉本健吉の展覧会に寄せられた推薦文であり、それを記した志賀直哉の直筆原稿が展示されていました。
 杉本健吉の作品よりも志賀直哉の直筆原稿を目にしたことのほうが、僕にとっては貴重な経験だったかもしれません。
 次回の展示は「動物のいる風景(仮称)」とのことで、知多半島へツーリングに行った際は、もう一度、杉本美術館へ足を運びたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿