2016年2月20日土曜日

vol.1218 円空彫り 粗彫の観音坐像と阿弥陀如来坐像

 ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 今朝は模刻の粗彫りをしました。
 下の写真がそれで、1本の木をノコギリで2つに切り分け、画面左にある三角柱と同様の材から、初めに画面右にある観音坐像の粗彫りをしました。
 

 久しぶりに坐像を彫ったことから、45分も掛かってしまいました。
 次に残った三角柱の材料を用いて、下の写真の画面右にあるように阿弥陀如来坐像の粗彫りをしました。
 

 続けて彫ったことから、感覚を思い出して、本来のとおり、30分も掛かりませんでした。
 2体は同じように見えますが、観音は女性らしくスリムに、阿弥陀は堂々とした姿に彫る必要があり、例えば肩のラインや蓮台などが微妙に違っています。
 下の写真にあるように横から見ると、一目瞭然で、胸板の厚みなどが違い、阿弥陀は胴体から前へ出た両手に指(上品上生印)を彫る必要があります。
 

 粗彫りに使った道具は鋸(ノコギリ)、鑿(ノミ)、木槌(きづち)、アートナイフの4種類と、いずれもホームセンターで売っている安物で、僕に限って言えば、円空彫りに特別な道具は必要ありません。

 以下は余談。
 夕方は円空彫りの基本である千面菩薩像を彫りました。

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