2011年9月8日木曜日

vol.451 大乗峰伊吹山寺の円空仏模刻

 ツーリング・レポート「東海・旅の足跡」をお読みいただき、ありがとうございます。

 昨日(vol.450)からの続きで、どうして伊吹山に登ったかといえば、子どもの頃から幾度となく見上げていた山に1度くらいは登っておかないと、という気持ちもありました。が、何より円空さんが修行した(「江州伊吹山平等岩僧内」)場所だからです。
 円空さんが修行したという平等岩には登りませんでしたが、山頂には大乗峰伊吹山寺が建っていて、「円空上人十二万体造使発願の地 薬師三尊 上人自刻像 観音像 御奉安」と記された立札があり、堂内に円空仏らしき木造仏が安置されていました。
 下の写真は伊吹山の山頂に建つ大乗峰伊吹山寺のお堂です。
 
 上の写真は大乗峰伊吹山寺の堂内で、中が暗いためによく見えないのですが、中央にある厨子の前には円空仏らしき木造仏が3体(薬師如来像、日光菩薩像、月光菩薩像)、安置されているのが確認できます。
 円空仏らしき木造仏は、調べたところ、やはり模刻ということでしたが、いずれにせよ、円空さんが伊吹山で修行したことは間違いないことから、山の上で円空仏に出会うとは、嬉しいご縁でした。

 以下は余談で、今日は9月8日ということで、輪之内町にある願正寺の円空仏を見に行く予定でしたが、ご開帳日が2年前から9月の第1日曜日に変更になったと知りました。残念ながら、今年のご開帳日は過ぎてしまい、来年こそは、ということで。

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